【三島市・沼津市】ユニークな『まちづくり団体×ビジネス』を体感!多彩なビジネススタイル発見ツアー
首都圏近郊の距離的な優位性から、居住地を三島市・沼津市におき、オフィスのある首都圏へ往来する人が多いエリア。
地域の資源を活用したコミュニティ作りや空き家をリノベーションして人を呼び込むための施設づくりを行うなどの、独特の面白い取組を行っているまちづくり団体との交流や、地元民間企業が運営・管理しているコワーキングスペース等の利用などを通じて、新しい働き方や新規ビジネスの可能性を探りました。
ツアー概要
〇日時:令和3年10月6日~8日
〇開催地:沼津市・三島市
〇主な行程:
10月6日(沼津市)
~ワーク~
・シンマチ(沼津市)
~食事・宿泊~
・泊まれる公園「INN THE PARK」(沼津市)
10月7日(沼津市→三島市)
~ワーク~
・シンマチ(沼津市)
・ぬましんCOMPASS(沼津市)
~体験・視察~
・循環ワークス(沼津市)
・みしま未来研究所(三島市)
~交流~
・ぬましんCOMPASS(沼津市)
~宿泊~
・Hotel Gee Haive(三島市)
10月8日(三島市)
~ワーク~
・ワーカーズリビング三島クロケット(三島市)
・みしま未来研究所(三島市)
~体験・視察~
・三嶋大社(三島市)
・LtG Startup Studio(三島市)
~交流~
・みしま未来研究所(三島市)
~食事・宿泊~
・中華料理 麒麟(三島市)
・むさし(三島市)
【参加者】
ホクト・エンジニアリング株式会社 越智 大輔(おちだいすけ) 氏
○本社所在地 :東京
○事業内容 :建設コンサルタント
○サテライトオフィス開設検討理由:既存事業を他県に展開していきたいため
○このコースを選んだ理由:三島市・沼津市エリアは東京からのアクセスが良く、オススメの場所と聞いており、新しいビジネス拠点としての可能性を探るため
○会社HP:ホクト・エンジニアリング株式会社
ノーバジェット・マーケティング株式会社 辻村裕一(つじむらゆういち) 氏
○本社所在地 :東京
○事業内容 :WEBマーケティング
○サテライトオフィス開設検討理由:自由でフレキシブルな会社のイメージ作りをし、働き方の多様化を求める若い世代の採用を強化するため
○このコースを選んだ理由:一拠点にとどまらず働く場所をその時々で選ぶことが出来るといった働き方の多様化の実践や、三島市・沼津市というエリアに興味があるため
○会社HP:ノーバジェット・マーケティング
今回のツアーで印象的な体験は?
越智氏:静岡県と三島市、沼津市の行政の方との交流会は大変有意義でした。企業誘致・移住・ビジネスマッチングに関する説明を熱量高くお聞きすることが出来、大変参考になりました。三島市・沼津市に住みながら東京へ出勤している方が増えているとのことで、弊社としても、同じような働き方も不可能ではないと思えました。特に、品川駅まで最短37分で行けるアクセスの良さは魅力的です。駅近くに利用できる施設も増えているようで、これからビジネスが拡大していく地域でもあると実感できました。
また、沼津信用金庫の方とも交流でき、『ビジネスマッチングブック』というものをご紹介いただきました。これは地域の有数な製品やサービスを開発していて、『他社とのマッチングに意欲的な企業を紹介しているガイドブック』で、信用金庫がこういったものを積極的に取りまとめているという事に驚きましたし、金融業務にとどまらないとてもユニークな活動だと思いました。自社とビジネスにつなげられそうな企業が掲載されており、より一層静岡でのサテライトオフィス開設を検討する良い機会となりました。地域とのコネクションが無い企業においても、このガイドブックにはビジネスチャンスの可能性がたくさん詰まっていると思いますよ。
また、弊社の建設コンサルタント業務の発注者支援事業については、市場規模としては決して大きくはないものの、その発注件数や市場の動向など、行政の担当者と実際の現場の状況を確認できたことで、弊社事業を静岡県内で展開していくタイミングなどを改めて考え直す貴重な時間となりました。地方への進出を検討している企業の皆様においても、行政の方に連絡をしてみると、前向きに、熱心に相談に乗ってくれると思いますよ。その地域の方から情報をもらえることは、企業にとって未開拓であった領域を知る有益な機会となり、そこに多くの可能性が眠っているのだと思います。
今回のツアーを通して、一番の収穫は?
辻村氏:「PCとwi-fi環境があれば基本的な業務に支障がない」という事を実際に体験できたことです。在宅勤務など会社以外の場所で仕事をすることは今までもありましたが、見知らぬ土地で仕事をしてみるといった今回の体験を通して、「問題なく働ける」という事を確認できたことは今後、サテライトオフィスの開設を検討していくにおいてもとても有益な情報になりました。
他にも「地域の課題」を知ることが出来た点も収穫の1つですね。コミュニティーマネージャーや施設運営者との意見交換から、この地域に人、ビジネス、コミュニティなど“新しいコト”を起こしたいという“地域のパワー”を感じた一方、ビジネスの作り方やリソースをどのように準備していくべきか、コンテンツをどのように発信していくべきかなど、それぞれの人が感じている“地域の課題”を知れたことは予想外の収穫となりました。特にこの地域の課題である「必要な相手に必要な情報を効果的に発信していく」ことについては、弊社の強みであるマーケティングのノウハウを活かして何か事業として貢献できればと思いました。
さらに、今回のツアーに参加しなかったら知ることが出来なかった、沼津市の複数の素晴らしいワーキングスペースや三島市のコミュニティスペースなどに訪れることができたことも新鮮でした。中でも、「みしま未来研究所」は、三島市から東京へ勤務している方やフリーランスなど多様な働き方をしている方々が集まっていて、そういった人の繋がりから新しいビジネスが始まる可能性を感じました。施設内にcafe&barが併設されていたり、外は開放的な広場が用意されていたりと楽しげな雰囲気も気に入りましたので、またリピートしてみたいと思っています。
異業種の方と意見交換をする機会は貴重であり、実際の悩みや課題などを色々な角度から共有・共感することができ、自社事業を客観的に見つめ、新たな気づきに結びつくのだなと感じます。ぜひ、検討中の皆様においても、一度現地へ行ってみて、施設の方や利用者と話をしてみてください。予想以上の可能性に出会えるのではないでしょうか。
サテライトオフィス検討中の企業の方へ
辻村氏:今回参加したこの三島市・沼津市エリアは、東京からのアクセス、仕事環境、街の雰囲気など、サテライトオフィスの場所としては、ベストだと感じました。三島市・沼津市エリアに、今回のツアーで訪れたような充実したビジネス環境が整えられているなど今まで知らなかったことが色々とありましたので、『まずは、行って体感してみる』ことをお勧めします。
越智氏:候補として検討している地域に、実際に行ってみることが大事だと思います。私自身、このツアーに参加したことで知ることが出来た場所やサービスなどが色々とありました。また、訪れるだけではなく、そこで地域の方と意見交換をするといった機会を持ち、情報交換をして得られる新たな発見が静岡でのサテライトオフィス開設への前向きな検討に繋がります。まずは、現地に行って・働いて・交流、『百聞は一見に如かず』、だと思います。